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今週の風の詩

第3955号 クリスマスカードと私(2024.12.1)

クリスマスカードと私
梅原美穂子

 街が少しずつクリスマスムードに色づきはじめた。ガーランドやツリーが飾られ、ちらほら耳にするクリスマスソングは気分を高揚させてくれる。今年もそんな季節が巡ってきた。
 この時期、私はクリスマスカードを買い求めに都内の文具店に足を運ぶ。毎年恒例だ。
 店内に足を一歩踏み入れると、そこにはフロアいっぱいにカードが並べられている。
外国製や日本製のもの。デザインも、ツリー、リース、サンタクロースやポインセチアをはじめとして、色づかいも緑、赤、ゴールド、シルバーなど。どのカードも個性的で華やか、そして美しい。圧巻だ。
 また、ボタンを押すと、クリスマスソングが流れるメロディーカードやライトが点滅するもの。
一つずつ窓を開けていくアドベントカレンダーのようなカードなど、趣向に凝らされたカードは手に取って眺めるだけでもワクワクしてくる。
 私はそこで、その年特にお世話になった方、若い頃からカードを交換している古い友人、海外留学した時にお世話になったホストファミリーに向けて出すためのカードを探す。
それぞれの方の顔を思い浮かべ、好みを考えながら1枚1枚丁寧に選ぶ。
今年は10人ほどにお出しするので、10枚の違うカードを手にして家路についた。
 日本人の多くの方にとってそうであるように、私も宗教は持っていない。でもこの季節になると、胸の中には相手を思う気持ちがじんわりわいてくる。
冬の冷たい季節だけれど、心のこもったカードのやり取りは私を温もりで満たしてくれる。 
感謝とお礼の気持ちを込めて、相手の健康と幸せを願って。さぁ、今年もカードに向かってペンを走らせたい。

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