今週の風の詩
第3986号 屋根裏のアライグマ騒動(2025.7.6)
屋根裏のアライグマ騒動
taraimo(ペンネーム)
以前からカサカサ、コソコソの気配。気のせいかと思う時もあったけれど、初夏を過ぎて激しい物音、大運動会が始まったのです。眠る時に眺める天井の木目が好きですが、じわじわとシミが広がってきて、いよいよ屋根裏の探索へ。懐中電灯で左右、奥を照らして、ついにその正体がアライグマだと分かりました。奥の方で子の鳴き声が……
40数年住む家の屋根裏へ登ったのは初めて。それは少し新鮮でワクワク感もありました。庭先に沿う川、木登りの得意なアライグマは生い茂る庭木を伝って2階の屋根まで辿り着き、楽園を見つけたのでしょう。断熱材、ダンボール、発泡スチロール、布切れは、彼らの寝床作りに好条件。カラコロ転がる物音を不思議に感じていたけれど、父と母が頂いた引き出物、食器やグラスなどを収納していて、他人様から見たらガラクタでも、懐かしく可笑しみのある物たち。それらを存分に使って、彼らなりの世界を築いていたのです。困惑と彼らの仕事力を讃える気持ちとで複雑に。何とか出て行ったアライグマ親子ですが、業者の方に塞いでもらった穴以外にも抜け道はありそうで、しばらく経過観察中。
野生動物との共生は難しいけれど、彼らもひたむきに生きていることは受け止めたいです。
そして庭木の手入れ、散髪もしないとですね。彼らを楽園へと誘ってしまったのは、私たち住人なのですから。
40数年住む家の屋根裏へ登ったのは初めて。それは少し新鮮でワクワク感もありました。庭先に沿う川、木登りの得意なアライグマは生い茂る庭木を伝って2階の屋根まで辿り着き、楽園を見つけたのでしょう。断熱材、ダンボール、発泡スチロール、布切れは、彼らの寝床作りに好条件。カラコロ転がる物音を不思議に感じていたけれど、父と母が頂いた引き出物、食器やグラスなどを収納していて、他人様から見たらガラクタでも、懐かしく可笑しみのある物たち。それらを存分に使って、彼らなりの世界を築いていたのです。困惑と彼らの仕事力を讃える気持ちとで複雑に。何とか出て行ったアライグマ親子ですが、業者の方に塞いでもらった穴以外にも抜け道はありそうで、しばらく経過観察中。
野生動物との共生は難しいけれど、彼らもひたむきに生きていることは受け止めたいです。
そして庭木の手入れ、散髪もしないとですね。彼らを楽園へと誘ってしまったのは、私たち住人なのですから。