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今週の風の詩

第4030号 「ねぇ、見て、うまいでしょ!」(2026.5.10)

ねえ、見て、うまいでしょ!
梶山順子

 小高い丘の上にある住宅街には、いろいろな鳥が来る。緑が多いからだろう。自宅の部屋から外をながめると、電線やアンテナの上に、様々な鳥が止まる。ガラス、モズ、スズメ、ハト、シジュウカラ、カワラヒワ、セキレイなど。名前が、わからない鳥もいる。遠くの木の中から、ウグイスの「ホーホケキョ!」の声がする。美声だけで、姿は見えない。「トッキョキョカキョク!」の声もするが、ホトトギスの姿も見えない。
 近所の池にある公園には、カモが泳ぎ、カメも時々、石の上に甲羅を干している。買い物に行く途中、ここに立ち寄る。カモは、おなかいっぱいになっているのか、あくびをしながら、「ねむいのよ!」と目をつぶる。
 池の周りには、いろいろな種類の木々がある。私にわかるのは、モミジ、桜、つげ、ツツジぐらいである。ところどころに、木に名前が書かれた札があるが、私はおぼえられない。
 桜の季節、満開になると、お花見客を気にしないで、ヒヨドリやメジロが花の蜜を存分に、吸っている。
 天気の良い日、公園の階段をのぼり、頂上に着くと、遠くに富士山が見える。その時は、雪が残っていて、美しかった。小鳥たちが「ピッピ」「ピッピ」とさえずっていた。お正月には、この頂上から、日の出を見る。
 ある日の事。プラスチックのゴミを出してはっと一息ついて外を見ると、袋が、あちらこちらに転がっているのが、目に入った。我が家のゴミ袋である!!びっくり仰天!すぐに飛んで行ってみると、カラスが一羽!けって飛んでいる!袋をつついて破るでもなし、転がして、ボールをける様に。大きなプラスチックの袋を、右に左に、まるでサッカーボールのように!「見て見て!うまいでしょ!」と言うように「カア!」と一声ないて飛んだ。

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