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今週の風の詩

第3930号 真珠のネックレス(2024.6.9)

真珠のネックレス
よこちゃい(ペンネーム)

真珠が好きだ。
6月生まれ、ってこともあるけど、清楚さと潔さを感じるから。
可愛いしね。

これほどシンプルなデザインはないってくらい、飾り気のない一粒真珠のネックレス。
シンプルだけど、実際には壊れやすい繊細な作りだった。小さなビスを真珠に付け、留め具を介して鎖に繋ぐのだが、なぜかはずれ易い。何度か自己流で直したものの、気づくと真珠が落っこちていたり。
幸い、その唯一の一粒を見失うことはなかった。

修理代を払ってまでするかなぁと長く放っておいたネックレスを、ついに修理に出し、受け取りに行った。包みながら、お店の方が
「きれいな真珠ですね」と。

「私の誕生石が真珠で、これは結婚前に主人がくれたものだから、30年以上前のものなんですよ」「まあ、30年とは思いませんでした」

思いもよらないことを言われ、私も要らんことをまたしゃべってしまった。

30年は長い。
長いのに、確実に過ぎる。
壊れたけれど、真珠も金の鎖も、同じ艶と輝きを保っていて、なんだか羨ましい。
え?真珠一粒だけ?なその姿に、当時は喜びつつ物足りなさを感じてしまっていたけれど、年齢に関わらずいつまでも身につけられるそのシンプルさが、今は嬉しい。

お店の方によると、現在、金が高騰しており、プラチナより高価になっているのだとか。
今回の修理で外したビスは18金だから、それだけでは1gに満たず買い取れないが、よかったら、何かお家にある使わなくなった金製品と合わせてお持ちください、とその小さなビスも小袋に入れて返してくれた。

探してみようかな。
貴金属とはほぼほぼ縁はなく、引き出しからお宝は出てきそうにないけれど、今年は早めに片付けに取りかかろうかな。
うん、我ながら良い心がけだ。

とりあえず、明日は久しぶりに、復活した一粒真珠を首にかけよう。

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